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仕上げ乾燥に1週間、泉州タオル 強さと風合いの秘密

日本のタオル産業の先駆けとして約130年の歴史を持つ「泉州タオル」。織物産業が盛んだった現在の大阪府泉佐野市で、明治中期にタオル用の織機が開発されたのを契機に誕生した。「後ざらし」と呼ばれる製法が、吸水性の高さと柔らかな肌触りを生み出す。ただ、海外製の安価な製品に押され、泉州タオルのメーカー数はピークだった40年前の8分の1以下に減少している。各社は品質を守りつつ、それぞれの特徴を打ち出す。業務用に特化したメーカー、ろ七タオル(大阪府貝塚市)の最高級シリーズは高価なエジプト綿を使用。強度が高く肌触りの滑らかな糸を作れるといい、ホテルでも使われている。田端純一郎社長は「バスローブなど、吸水性を生かした新商品にも挑戦し、泉州タオルのメーカーの中でも突き抜けた存在になりたい」と語る。

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