日本一の生産量を誇る群馬県の高崎だるまに、地元出身の学生起業家が新しい風を吹き込んでいる。企業ロゴやコーポレートカラーをデザインした、カラフルでポップなダルマが、販売を始めてから1年で数千個を売るヒット。アパレルブランドがノベルティとして若者に配ったり、自動車レースでは参加チームのヘルメットをモチーフにしただるまで演出したり、活用シーンが広がっている。
事業を手掛けるのは、concon(東京・港)の髙橋史好社長。2024年1月、自身が手掛けるアクセサリーの店にピンクや青色のダルマを置いたところ、外国人客から「購入したい」という声が多数。髙橋さんは、身近で当たり前だっただるまの魅力を再発見、だるまビジネスを始めるきっかけになった。
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