米大リーグで活躍したイチロー選手や松井秀喜選手らのバットを製造した、ミズノの岐阜県養老町にある基幹工場。ここで現在、スポーツ用品のミズノにとって、一見畑違いの福祉用品が製造されている。視覚障害者用のつえで、主力のゴルフクラブで培われた炭素繊維の加工技術を生かして開発された。丈夫さや持ちやすさなど、アスリート向けのノウハウを詰めこんだ製品は、スポーツ用品以外に事業を広げようとするミズノの新たな姿を映し出している。