新型コロナウイルス禍の影響が徐々に薄れ、観光客が戻ってきた京都市の嵐山地区。このエリアの代表的な観光名所が「竹林の小径(こみち)」だ。竹の合間から薄れ日が注ぎ込む幻想的な空間は、SNS(交流サイト)映えすると若い旅行者からも人気を集める。竹は成長が早いため、美しい景観を保つにはこまめな手入れが欠かせない。小径の両側に整備されている竹の穂先を使った垣「穂垣」は地元のNPO法人が定期的に修繕している。このNPO法人は竹林の整備も行っており、大学や企業と連携して竹を使った製品開発などにも取り組む。地主の高齢化などで放置される竹林が増えているためで、竹の価値を高めることで放置の減少につなげたい考えだ。
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