試験装置大手のエスペック(大阪市)は、神戸市に設けている研究拠点へ「全天候型試験ラボ」と呼ばれる装置を導入した。雨からみぞれ、雪へと変化する実際の気象のような「動的気象環境」を再現することができる世界初のラボだ。内部の気温についてはセ氏80度の灼熱(しゃくねつ)からマイナス40度の極寒まで設定することができる。大きさは幅6メートル、奥行き9メートル、高さ3メートルで、セダンタイプの自動車1台を入れることが可能。自動車メーカーなど様々な業界での商品開発に利用されており、日本のものづくりを陰で支えている。
TXN系列5局(テレビ大阪、テレビ愛知、TVQ九州放送、テレビ北海道、テレビせとうち)と、各地域を担当する日経新聞記者が共同で企画・取材した動画コンテンツ。躍動する地域経済と地方企業の取れたてニュースを各地のリレー方式で発信していきます。