近畿日本鉄道が新たな観光特急「あをによし」の運行を開始した。和歌で「奈良」に掛かる枕詞(まくらことば)から命名されたこの列車には、正倉院の宝物をモチーフにした天平文様が車両のいたるところに施されるなど、電車一体で古都・奈良を表現している。大阪―奈良―京都間を1時間半で結び、京都や大阪から奈良へ観光客を呼び込む狙いがある。運行開始を受けて、奈良では「あをによし」を組み込んだツアーがさっそく登場した。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ旅行客の回復につながればと、地元の飲食店やホテルなど観光関連業界では期待が高まっている。
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