大阪名物として人気の「551HORAI(ほうらい)」の豚まん。関西にしか店舗がないが、出来たてを重視しているので大阪市浪速区の工場で仕込む食材を2時間30分以内に届けられる範囲にしか出店しないためだ。その工場では毎日、約4トンものタマネギを、食感とあまさを伝えるために少し大きめのサイコロ状にカットする。豚肉は異なる部位のうまみを出すためにモモとウデ、バラの3種類を混ぜて使う。おいしさへのこだわりから工場では様々な工夫を凝らしているが、最終的に店頭で販売する豚まんはすべて店員による手作業で完成する。1個10秒以下で具材を生地で包んでしまう熟練の職人の手さばきも、店頭に長い行列ができる理由になっているようだ。
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