航空・宇宙から医療器具まで、今では様々なものづくりの分野で活用されている3次元(3D)プリンター。兵庫県のベンチャー企業、セレンディクス(同県西宮市)は8月から、3Dプリンターで建てた住宅の販売を始める。愛知県に建てられた1棟目は球体のような特殊な形をしている。3Dプリンターだからこそできる形状だが、耐震性を備えるという。また、あらかじめプリンターでつくったパーツを組み合わせるため、約1日で建築可能。建材費や人件費を抑えることもでき、値段は300万円と車1台分並みの価格を実現した。「安い、早い、安全」をアピールする新たな住宅が日本で広がるのか注目される。
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