JR西日本は3月中旬、大阪駅の北側に整備していた新たな地下ホーム「うめきたエリア」をオープンした。新ホームには関西国際空港に向かう特急「はるか」などが乗り入れるため、大阪駅から各方面へのアクセスが改善。関西における交通網のハブ(中心)として大阪駅の機能を強化させる目的を持つ。それだけではない。新ホームには、列車の種類に合わせて開閉する位置を変えられる「フルスクリーンホームドア」や、顔認証改札機、利用者の目的地別に案内表示を変える「デジタル可変案内サイン」を導入した。JR西は異業種と組んで技術革新を狙う「オープンイノベーション」を進めており、新ホームはそのショールームとしての意味合いも持つ。今後は新技術の外販を新たな収益源として育成することも視野に入れている。
TXN系列5局(テレビ大阪、テレビ愛知、TVQ九州放送、テレビ北海道、テレビせとうち)と、各地域を担当する日経新聞記者が共同で企画・取材した動画コンテンツ。躍動する地域経済と地方企業の取れたてニュースを各地のリレー方式で発信していきます。