貝などを加工してつくる原玉に顔料を塗り重ね、本物の真珠と同じような輝きを生み出す人工真珠。最近ではアクセサリーパールとも呼ばれる。日本人造真珠硝子細貨工業組合(大阪府和泉市)によると、大阪府南西部の和泉市一帯で明治末から大正初めごろに生産が始まり、いまもこの地域に生産者のほとんどが集中する。実は貝殻を加工した玉は養殖真珠の核としても使われており、近似性に思わずうならされる。本物に似せるだけでなく、新たな価値づくりにも力を入れている。
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