新たな発想を土産物のヒットにつなげた事例を取り上げる、シリーズ企画「おみやげ進化論」。
京都の老舗和菓子店の経営危機を救ったのは「朝食にようかん」という新しい食べ方だった。ようかんを薄切りにしてバターと袋詰めした「スライスようかん」は、これまでに累計80万袋が売れた。考えたのは亀屋良長の女将、吉村由依子さん。子供の朝食に小倉トーストを作るのが日課で、時間を短縮する方法を考えているうちに、ようかんを使うことを思いついた。和菓子としては手つかずだった朝食のマーケットを開拓。ネット通販でリピート買い需要も取り込んだ結果、関東向けの売り上げも伸びている。
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