日本酒最大手の白鶴酒造は2024年9月、神戸市の本社敷地内にある資料館内に小規模醸造所「マイクロブルワリー」を開設した。杜氏(とうじ)の伴光博氏ら2人は、これまで同社が培ってきた技術を使って新たな商品開発に着手。最新作の「No.6(ナンバーシックス)」では原料のひとつにイチゴを使い、フルーティーな印象の全く新しい商品に仕上げた。日本酒は海外で知名度が高まってきているものの、出荷量は減少傾向が続いている。同社ではマイクロブルワリーで個性的な酒「クラフトサケ」を開発することで、ファンの裾野を広げようとしている。
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