4月に開幕する大阪・関西万博の会場がある大阪市此花区には、ニューヨークの街を思い起こさせるようなミューラル(壁画)が増えている。仕掛けているのは2020年設立のスタートアップ、WALL SHARE(ウォールシェア、大阪市)だ。広告を出したい企業から依頼を受け、壁を提供する不動産オーナーとアーティストの3者をつなぐ新たなビジネスモデルを展開している。此花区のプロジェクトはインスタントカメラ「チェキ」のプロモーションを狙う富士フイルムとコラボレーションしており、点在するアートを撮影して回ってもらう企画などを開催し、街も活性化しつつある。ウォールシェアがこれまでに国内各地で手掛けた作品数は約200。同社の川添孝信社長は今後もビジネスを拡大できるチャンスがあるとみている。
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