全国で書店が減り続けているなか、京都市に本社を置く大垣書店は10年間で店舗数を約2倍に増やした。同社が店づくりで心がけているのは、本との「ときめく出会い」を提供することだ。例えば周辺に大学が多い店舗では、顧客のニーズを予想しながら哲学や評論といった書籍をそろえる。土産物を扱う店舗もあり、店頭に並べる商品は書籍にとどまらない。さらに書籍を売るだけでなく、自ら雑誌を創刊しようと準備を進めている。本離れが指摘されるなか、顧客に「刺さる」商品をそろえることで集客力を高めようと様々な工夫を凝らしている。
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