札幌市の中心部から車で40分ほどで到着する定山渓温泉が変わりつつある。フルーツに手作りソースを添えた100日限定のかき氷やサウナの新設、アウトドア体験など「温泉プラスアルファ」の取り組みに力を入れ、若年層を集客する。定山渓は国際的なスノーリゾートとして知られるニセコや洞爺湖と札幌の間に位置するものの、インバウンド（訪日外国人）の宿泊客は限られる。そこで温泉以外の魅力を高め、札幌からの日帰り利用を増やし、インバウンドに過度に依存しない観光地を目指す。