カニかまぼこ製造機を開発し、世界で7割のシェアを握るヤナギヤ(山口県宇部市)が、食品工場の「困り事」を次々と解決している。秋田県では、きりたんぽ製造機メーカーの廃業で困った食品会社のために、きりたんぽを1日1万2000本作れる機械を開発。ほかにも人手不足に悩む工場のため、「だし巻き卵」や「広島風お好み焼き」など様々な食品の製造工程で無人化、省力化を実現している。「相談されたら、まずはやってみる」という姿勢が信頼を集め、近年では化学や先端医療といった分野でも頼りにされ始めている。
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