子育て中の親が保育園などの送り迎えに使うケースの多い電動アシスト自転車を、ビジネスの現場で使う企業が増えている。業種は訪問介護サービスや、配送業、外回りの営業を行う金融機関など。従来の自転車に比べると機動力が高まるほか、脱炭素につながるため自動車から移行する動きもある。国内大手のパナソニックサイクルテック（大阪府柏原市）は企業ニーズの高まりに対応し、法人専用サイトを立ち上げて営業を強化。2022年度の法人向けの売り上げは21年度の1.6倍に拡大した。同社は関連サービスを充実させることでさらなる販売拡大を目指している。