全国各地で異常気象が増えるなか、特定のエリアに絞って気温や雨量などを測定できる小型気象センサーの需要が高まっている。オムロンとウェザーニューズが共同開発した「ソラテナPro」は、重さが約1キログラムと小型ながら、気温や雨量、風速など7要素を1分ごとに観測できる。京都府でネギを栽培する農業法人では同センサーを導入後、気候の変化を予測しやすくなり、育成計画に反映させたことで収穫量が2割増えた。センサー技術に強みを持つオムロンだが、気象用の製品開発は今回が初めて。ウェザーニューズと組むことで新たな商機をつかもうとしている。
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