採卵から授精・ふ化、育成まで一貫する完全養殖のクロマグロ「近大マグロ」で知られる近畿大学。和歌山県で「愛紅(あいこう)」というマンゴーの新品種開発に成功し、現地で栽培している。一般的な品種よりもひとまわり大きく、なめらかな食感が特徴。糖度が15度あれば甘いとされるなか、愛紅は20度に達することもある。主に首都圏へ出荷しており、高いものでは1個2万円を超えることもあるという。近大の研究者がミカン以外の名産品をつくりたいと約20年前に始めた研究は、新たな高級マンゴーとして結実した。
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