ソニーグループの子会社、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)が京都の伝統的な高級織物である「西陣織」を支援する取り組みを進めている。西陣織の新しい文様について、従来のように職人ではなく、新たに人工知能(AI)がデザイン案をつくりだす。後継者不足による技術継承問題を解決できる可能性があるほか、人間では思いつかないような斬新な発想を持ち込むことで伝統に革新をもたらす好機にもなりうる。ソニーCSLの京都研究室は「人類の精神性のゆたかさに貢献する」をテーマに掲げる。AIによって人間の感性を広げることで、伝統産業の活性化につながることが期待される。
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