燃料高やタイヤ価格の上昇を背景に、運送会社の注目を集めているのがすり減った面だけ貼り替えて再利用する「リトレッドタイヤ」だ。福岡県久留米市発祥のブリヂストンは全国13の工場でタイヤ再生を手掛ける。トラックが1日に走る距離は平均200キロメートル。国内で交換される使用済みタイヤは年間およそ100万トンにものぼる。2回リトレッドタイヤを使えばコストは新品の半分、さらに原料であるゴムの使用量、二酸化炭素の排出量も半減する。タイヤを新品同様に生まれ変わらせる職人の技術が地球環境にも貢献している。
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