築70年を超える北九州市内の団地（24室）が、満室となる人気ぶりとなっている。福岡市内の不動産業者が福岡県住宅供給公社から買い取った賃貸物件で、入居者は20代から70代までと幅広い。2Kで1万円の家賃と、入居者が内装を自由にリフォームできるのが人気の理由だ。業者側も入居者の募集へまとまった改修資金を用意する必要がないメリットがある。築70年超の団地は全国共通の課題。負債ではなく資源として活用する発想は、問題解決のヒントになりそうだ。